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【映画】『ジャッジ』

永井聡監督
なかなかよくできている。
テレビCM制作スタッフがCM業界と国際CM祭の裏側を、ありったけのスポンサー商品を散りばめながら、皮肉を交えて描く。
広告業界とはどんなものか。
不正はいかにして生まれるのか。
クリエイターの仕事とはなにか。
本音と建前を使い分けるということ=仕事だと思い込んでいる広告業界人の胡散臭さが痛いほど伝わってきてぞくぞくしました。
現通と白風堂という二大大手広告代理店が出てきますw
ものすっごい深みは無いけれど、笑ってほっこりできる話でした。
劇中のエースコックのきつねうどんのCMは耳に残りますね。実存する商品だったとは、また…(以下略)
http://judge-movie.com/
# by channelp | 2014-01-17 19:19 | MOVIE

2014新春

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蒔田公園 横浜市南区
凧が木に!

あけましておめでとうございます。
昨年はほとんどブログを更新できませんでしたが、今年はなるべく更新しようと思います。

通勤電車の中でスマホ更新が多くなると思います。

リンク先などは後から追記することがあります。
# by channelp | 2014-01-06 18:49 | BLOG

【映画】『武士の献立』

朝原雄三監督。
タイトルから、江戸時代の平和な料理話と思って観たら大違い。包丁侍と呼ばれた料理担当の武士とその親友が加賀騒動に巻き込まれ、刀か包丁かで葛藤する話だった。料理、江戸文化、御家騒動に興味のある人は面白く観られるだろう。
料理の腕が良い女中役の上戸彩の着物が、小花柄やチェックなどどれも可愛くて楽しい。



『武士の献立』公式サイト
http://www.bushikon.jp/
# by channelp | 2014-01-06 18:34 | MOVIE

【映画】『キャプテン・フィリップス』

ポール・グリーングラス監督、トム・ハンクス主演。
おすすめです。ソマリアの海賊船に襲われ、人質にとられる
アメリカ貨物船長の回想録を映画化。
私は、ソマリア海賊は「海賊」と悪者扱いされているが、実際は漁業権を大国、大企業に奪われて暮らしていけなくなった漁師の民衆蜂起だと思っていた。
この映画では、事態はさらに複雑で、漁民の背後に腐敗したソマリア国軍がいて、漁民に武器を渡して船を襲わせる。
演じるのは今もソマリアに家族がいるソマリア系アメリカ人というのもあり、迫真に迫っていて大変痛い。
公開後しばらく経って、もう朝か夜しかやってないが、観れて良かった。
次はフィリップス船長が書いた原作を読もう。



『キャプテン・フィリップス』公式サイト
http://www.captainphillips.jp/
# by channelp | 2014-01-06 18:12 | MOVIE

【映画】で振り返る2013年

昨年劇場で観た40本ほどの映画の中から、もう一度観たい映画をあげてみる。

一言で言うと、歴史モノ、政治モノ、戦争モノ、トミー・リー・ジョーンズが好きだ。

『リンカーン』
『風立ちぬ』
『終戦のエンペラー』
『ゼロ・ダーク・サーティー』
『ハンナ・アーレント』
『鑑定士と顔のない依頼人』
『謝罪の王様』

『リンカーン』スティーブン・スピルバーグ監督
奴隷を永久に解放するための憲法修正をめぐって、リンカーンの共和党と民主党のなんだかんだ。という地味なストーリーだが、描かれるドラマは人間味溢れている。大御所名物議員役トミー・リー・ジョーンズの好演に涙。

『風立ちぬ』宮崎駿監督
今年1番泣いた作品。美しい飛行機を作りたい青年の熱意。関東大震災をきっかけに始まる恋愛の悲しい行く末。情熱を注いで造る飛行機が戦争に使われる皮肉さは映画ではさほど伝わらないという批判もあったようだが、観る側の受け止め方にある程度委ねた宮崎氏の演出は好感が持てる。追求した技術が戦争の道具になるという技術者の宿命をよく描いている。

『終戦のエンペラー』ピーター・ウェーバー監督
トミー・リー・ジョーンズ演じるGHQ最高責任者マッカーサー元帥が終戦後の日本で戦争責任者を訴追する場面を、マッカーサー側近の青年の日本人女性との恋というフィクションを交えて描く。片岡孝太郎演じる昭和天皇とマッカーサーとの会談ではマッカーサーの破天荒ぶりが見もの。軍国主義者に踊らされて戦争を始めたものの、戦況をみて降伏を考えても最後まで軍国主義者に左右される様子が緊張感をもって再現されている。

『ゼロ・ダーク・サーティー』キャサリン・ビグロー監督
ウサマ・ビン・ラディンと思われる人間を、米軍が勝手にパキスタンに入国して殺害し、死体を基地に輸送してからウサマ・ビン・ラディンだと軽率に断定する一連の出来事を、女性CIAの視点で描く。音楽がかっこいい。

『ハンナ・アーレント』マルガレーテ・フォン・トロッタ監督
ドイツ系アメリカ人政治哲学者ハンナ・アーレントが『イスラエルのアイヒマン』を執筆した時に彼女の周囲で起こったこと。イスラエルでナチスドイツのユダヤ人絶滅計画の責任者アイヒマンが逮捕され、現地での裁判の傍聴記録をハンナがニューヨーカーに連載する。書くな、載せるな、非国民だ、いや書け、読まずに言うななど、反響は大きい。事実を書くことと、受けとめる側の心理が興味深い。そしてハンナ・アーレント、かっこいい。
※まもなくシネマ・ジャック・アンド・ベティで公開

『鑑定士と顔のない依頼人』ジュゼッペ・トルナトーレ監督
目の錯覚を疑い、心臓止まるかと思ったほどの発狂するラスト。ジェフリー・ラッシュの好演。そして鑑定士の秘密の部屋の女性肖像画の図録か一覧が欲しい。パンフレットには載ってなくて残念。
※公開中

『謝罪の王様』
水田伸生監督、宮藤官九郎脚本、阿部サダヲ主演。今年1番笑った作品。

次点は『クラウド・アトラス』ウォシャウスキー姉弟監督。ストーリーも興味深いが、エンドロールやパンフレット参考にキャストの七変化を楽しみたい。特に悪役でおなじみのヒューゴ・ウィーヴィングの七変化がもう一度観たい。
# by channelp | 2014-01-02 21:28 | MOVIE