カテゴリ:BLOG( 305 )

【観察記】食虫植物モウセンゴケ

e0149596_2212444.jpg
↑夏の間、コバエや蚊をたくさん食べて大きくなったモウセンゴケ。朝陽に照らされてゴージャスですね。

e0149596_1201435.jpg
↑6月、杉田の商店街で買った時はこんなちょぼちょぼ(500円)だったのに

e0149596_22351025.jpg
↑9月にはこんな花が咲きました。

e0149596_22345685.jpg
↑株の真ん中からひょろっと伸びた茎の先につぼみがつきます。上の植木鉢あたりに白い花、見えますか?鉢の下半分は、お椀に入っています。腰水(こしみず)って言って、鉢の下から水を吸います。お椀に水を絶やさないように、夏は朝晩水を足します。

私にとって、モウセンゴケほど観察が楽しい植物はありません。ふわふわと儚げに見えて、実は獰猛な肉食系というギャップにぐっときます。

毛氈(モウセン)という毛の先の水滴は粘液で、飛んでいる虫は気づかずに、ぴたっと貼りつきます。貼りついたら最後、モウセンゴケは虫の体液を干からびるまで吸いとって食べてしまいます。

毛氈の罠にかかり、もがいている虫を見つけた時なんか、「うぉー!また仕留めたのね!カッコイイー!さすが!」と萌えます。じたばたしている虫には、多少の哀れさも感じることなく、モウセンゴケの残酷さを楽しみます。繰り返し、楽しみます。虫の息がなくなるまで、何度も見に行きます。これぞ命の営みです。

共感の得られない趣味の話はこれくらいにします。

食虫植物の話をすると、キモイコワイと言う人がけっこういるので、お口直しを。
そんな人はここまで読んでくれてないでしょうけど。

e0149596_22351325.jpg
↑グリーンカーテンが爆発的成長の末、激しく開花した雲南百薬(ウンナンヒャクヤク)。薬草です。別名オカワカメ。葉を湯通しするとワカメのようになるので、お浸しにして食べます。生ごみバケツたい肥と相性ぴったりで豊作。去年は震災時も野ざらしだったので食べる気になれなかったのですが、今年は収穫しました。根が成長して株分けして、今年は2株。花は去年の100倍以上です。去年は、ほんの1~2房?くらいしか咲きませんでした。

雲南百薬は、成長が早すぎるので、この観察も面白さ、ひとしおです。見るたびにツルが伸びています。すぐ天井まで伸びて制御不能になります。イヤホンのコードが絡まりすぎて音楽聴く気になれない、ってくらいにツルが絡まります。しかもツルはデリケートで折れやすいので、ほどいて網にきれいに絡めなおすことも不可能です。あっという間に、わっさわさになってしまいました。

e0149596_22351446.jpg
↑若干拡大版。可憐です。小さな花がびっしり。花が終わると散るので、散らかります。近所迷惑になってないかハラハラしました。今は、花は終わったけどまだ成長続いているので食べてます。根も芋のように食べられるのですが、なんだかもったいなくて食べられない。株分けしてほしい方、ご相談ください。

冬を前に、そろそろツルを切って、鉢を掘り起こして土を入れ替えて、冬支度しなきゃいけないのですが、ちょっとさみしいですね。

夏~秋の小さなベランダを振り返ってみました。
[PR]
by channelp | 2012-11-16 00:15 | BLOG

【司会】第2回神奈川チェーンソーアート競技大会

2012/11/11(日)、第2回神奈川チェーンソーアート競技大会の司会をしました。

第2回神奈川チェーンソーアート競技大会
http://ashigarart.jp/2012/program-2012/program05/6479.html
2012/11/3~12/2まで開催中のASHIGARAアートフェスティバルの中のイベントです。

e0149596_23272874.jpg
↑丹沢荘の朝。武田信玄ゆかりの山北町の中川温泉郷、やわらかいお湯が体に優しい。

e0149596_23291060.jpg
↑同じく山北町、丹沢湖ダム広場公園が会場。競技は1選手1テント割り当てられます。18選手が参加。前回の第1回大会は今年3月4日。住宅地の中での開催は、騒音クレームで今回はここに。ダム広場公園は湖面より低いところにあって見渡す限り、山です。

e0149596_2332737.jpg
↑制限時間は3時間半。山北町の水源林の間伐材の丸太が彫刻に。木目の葉脈に、しびれました。

e0149596_23352268.jpg
↑この作品タイトルは「美しきもの」だったはず。

e0149596_23365380.jpg
↑魚の丸みが生っぽくて、どきどき。

e0149596_2338589.jpg
↑ゲストの清水国明さんも「栗田師匠」と呼ぶ最優秀の知事賞受賞作家。Tシャツにも「彫る」の文字。栗田宏武さんは世界的に有名らしい。

e0149596_2340485.jpg
↑ガスバーナーで焦げ目をつけています。

e0149596_23423867.jpg
↑清水国明さんのチェーンソーアート実演。62歳、若い。

↓ここからは撮っていただいた司会風景

e0149596_23453759.jpg
↑気温9度の中、開会式直前。右下の実行委員長、緊張の面持ち。開会式はいつも緊張するけど、その場にいる人、環境すべてを信じて笑ってみる。するとたいていうまくいく。イベントは、私がいちばん楽しむのだ、って気持ちが大事。私が楽しんでたら、きっとみんな着いてきてくれる、そして一緒に楽しめるって、イベントが終わるまで思い続けること。

e0149596_23452956.jpg
↑開会式終わったとこ 着ぶくれしとる 着込みすぎて逆に暑い。

e0149596_23451920.jpg
↑競技開始して、清水国明さんとトーク

e0149596_23453145.jpg
↑清水国明さんと会場探索。清水さんのいろんなボケに対応しきれてない これはたぶん「え”ーーー?」とか言ってるとこ なんとか対応してるつもり 私の後ろで微笑む実行委員長、左の女性は手話通訳の方、2人ともいい笑顔。選手に耳の聞こえない方もいました。参加者や関係者が笑っていると、すごく安心する。これはとっても嬉しい写真。

e0149596_23453298.jpg
↑チェーンソー18台が一気にウィーーーーーン!!なので近くでもあんまり声聞こえない。みんな選手のチェーンソーさばきに夢中。

e0149596_23453624.jpg
↑チェーンソーアート実演後の清水国明さん 土台に彫ってある文字を
(清水さん)「読めるかい?」
(木村)「うーーーーーーん・・・・・・・・・・(悩むこと1分)・・・・・WELCOME!」
(清水さん)「あたり!」
冷や汗かいた。こんな長くてプレッシャーかかる1分は初めて。

e0149596_23453360.jpg
↑清水国明さんが45分間でつくったふくろうと。土台の「WELCOME」の文字、読めますか?

e0149596_23453454.jpg
↑選手と審査員、来賓の皆さんと閉会式後の記念撮影。掛け声は「あしがらーぁ!」寒いのにマッチョな腕が1人。(雨ふってる)

e0149596_23543876.jpg
↑予習も兼ねて読んだ「清水国明の自然暮らし検定」。小屋作り、焚き火、農業、キャンプ、釣り、怪我の対処、田舎での近所付き合いまで幅広い内容で使える。

素敵な暮らしを実践してる皆さんの技に感動した一日でした。

自然の中で写真や映像撮りながら、いろいろつくって、ゆっくり暮らせたらいいなぁ、と引き続き夢見ています。
[PR]
by channelp | 2012-11-15 00:01 | BLOG

【動画】仮の町構想をどう考えるか 第2回ふくしまフォーラム

2012.10.21 福島県いわき市の東日本国際大学で行われた「仮の町構想をどう考えるか 第2回ふくしまフォーラム」の動画です。

「仮の町」という名前ばかりが独り歩きしていて、現状はなかなか前に進んでいない仮の町構想。復興計画に関わっている丹波史紀氏(福島大学行政政策学類准教授 福島大学災害復興研究所)と、水田健氏(東日本国際大学経済学部教授)の2人が、「実際のところ、どうなっているのか」を丁寧に話した。
丹波氏、水田氏ともに講演で「仮の町構想を推進しているわけではない」という前置きをし、矛盾点や考慮が必要な点を明確に話した。時間もお金も行政職員も技術も何もかもが足りていない。簡単には進まない状況が重くのしかかってくる。

参加者との意見交換では、仮の町構想への不安や不満、さらには政府への不満が次々と飛び出した。丹波氏、水田氏とも、仮の町構想を先頭に立って進める立場ではないというのに。わかっていても、福島の現状の厳しさは、憤らずにいられないのか。原発を抱えてきた町、周辺の町にもともとあったであろう差別や断絶が、この災害をきっかけに噴き出し、渦巻いているように感じた。そこに首都圏から参加した人が放射能の危険性や政府の落ち度を指摘する。まるで存在しない犯人探しのようだった。

意見交換の最後、丹波氏は「総理大臣になった気分で聞きましたが…私は研究者なので、皆さんの声すべてを受け止めます。」と言いつつも、苦しそうに自身の話を打ち明けた。「…個人的なことは言わないようにしているのですが…私が住む福島市内の大学の宿舎の駐車場は昨年12月で8マイクロシーベルト、除染して5マイクロ、その後5月には5.6マイクロ。完全にホットスポット。なおかつ、うちの子供も甲状腺にA2のう胞が見つかりました。批判されている僕も被災者ですよ、と言いたくなってしまう。先ほど首都圏の方が(放射能の危険性について)言われましたが、たとえば選択的避難の権利として年間5ミリシーベルト以上で避難とした場合、僕もその権利あってよいと思います。ただ、首都圏が、福島県内からたとえば100万人を受け入れる責任や覚悟はあるのか。この原発災害は東京電力福島第一原発から出されたものです。福島県のものではありません。首都圏の生活を支えてきたわけです。それなのに(受け入れる覚悟という)メッセージが首都圏から発せられないことがむしろ歯がゆい。」

すでに3・11から1年半以上が経った。忘れてはいないか。今も苦しんでいる人たちのこと。東京電力の電気を使っている私たちの後ろに、この風景があること。災害の危険性は、全国どこにでもあるということ。目をそらさないでほしい。

丹波史紀氏(福島大学行政政策学類准教授 福島大学災害復興研究所)



水田健氏(東日本国際大学経済学部教授)



意見交換


仮の町構想をどう考えるか 第2回ふくしまフォーラム
http://fukushima.socialforum.jp/

木村静YouTubeチャンネル、再生リストを整えました。
https://www.youtube.com/user/cizcak/videos?flow=grid&view=1
[PR]
by channelp | 2012-11-13 22:48 | BLOG

働きづらさ、生きづらさ(女子向け就労支援講座)

e0149596_20585742.jpg


声と呼吸とリラックス
今日は、働きづらさに悩む女子向けの就労支援講座で、声と呼吸とリラックスの講師を。リラックスして大きな呼吸で声を出すことで、自分の体を再確認するプログラム。半年に1回の講座で、第1期から毎回1コマ担当していて、今回は8期目。もう4年間、関わらせていただいている。


「ガールズ編しごと準備講座」と就労体験「めぐカフェ」
男女共同参画センター横浜では、就労支援講座卒業生の就労体験カフェ「めぐカフェ」も開設したり、定期的に交流会や癒し系講座などで受講後もつながっていられる支援をしている。状況を改善するため熱心に取り組んでいる。

男女共同参画センター横浜による働きづらさに悩む「ガールズ」サポート
http://girls-support.info/


リラックスは足指ほぐしから
写真は今日の講座風景。
声と呼吸とリラックス講座、足から顔まで下から順にほぐし、リラックスするところから始めます。フィットネスルームで空間を贅沢に使った1時間半の講座でした。講座後は「私の立ち姿勢どうですか?見て下さい」と質問がたくさん。鏡の前で一緒に確認した。
実は「足指ほぐし」はポスチュア・スタイリストの我妻啓子さんに教えてもらったもの。毎日やると足のむくみがどんどんとれて小足に。私は足のサイズが0.5cm小さくなりました。我妻さんに感謝です。


母との距離感に悩む、対人関係に不安
そして、ガールズ受講生3人とめぐカフェランチ。メインの話題は、母親との距離感(過保護や過干渉)、対人関係への不安、コンプレックスなど。部屋を出て家族以外の人と語り合える場は大切だね。自立できるようにがんばろうね。今回も楽しく関わらせていただいた。自立するまでの道のりは長いけど、体を大事に、壊れないように、がんばりすぎないように、がんばってほしい。


置き去りにされる家事手伝いという名の無職女性たち
私がこの仕事に関わってきた4年間で、働きづらさ、生きづらさ、ニート、引きこもり、という言葉は少しずつメジャーになりつつあるとは思うが、当事者の状況や思いについてはどうなのだろう。
就労環境は改善されているのか、理解は進んでいるのか、どうなのだろう。
社会は見えないが、私の目の前では目に見えて変わっている。

ただ、いまだに、「引きこもり」「ニート」は男性の問題だと思われていることが多い。
その問題をわかりやすく紹介しているのがこの動画だ。
女子向け就労支援講座と就労体験カフェを取材し、男女共同参画センター横浜南の小園弥生さんをゲストに迎えた、、「置き去りにされる家事手伝いという名の無職女性たち」。朝日ニュースター「ニュースの真相」2012年5月11日の放送。


[PR]
by channelp | 2012-10-24 21:28 | BLOG

医者とメディアの権力は同じくらい強い

6/30・7/1に福島県いわき市で行われた「第1回ふくしまフォーラム」に記録担当として同行した。
全体会は全編を撮影。分科会はそれぞれの会場を回り、数分ずつ撮影したものを個別に編集した。

e0149596_1151350.jpg


中でも、医師の色平哲郎先生(JA長野厚生連・佐久総合病院 地域医療部 地域ケア科医長)の話は、ユーモア(皮肉)たっぷりに現代の医療問題を解き明かす。
「それを言っちゃあ、おしまいよ」的な話のオンパレード。
私が聞けたのは、医者とメディアの権力についての話。
数分しか聞けなかった話のほとんどをカットせずに仕上げた。



私なりの解釈で、ざっとまとめると、

* * *
予防医療では医者は儲からない。
患者が多いほうが医者は儲かる。
開業医(地方のお医者さん)の立場で言うと、重症じゃない患者が適当に来てくれるのが一番よい。重症だと大きな病院にいってしまうから。
メディアも同じで、事件事故があったほうが儲かる。
もし消防が民営化されて出来高払いになったら、火事が増えるかもしれない・・・
軍隊が民営化されたら、戦争が起こるかもしれない・・・
利潤の追及とはそういうものである。

メディアを正しく読み解く「メディアリテラシー」が重要。
色平先生がラジオで紹介され、患者が殺到したという番組を題材に、いかにメディアが強い権力を持っているか、相手を規定しているか、医者のような権力だ。
医者がレントゲン写真を見ながら数分沈黙する、あるいは検査中に慌てるだけで、患者はどれほど不安になるか。医者の言葉がどれほど患者心理を左右させるか。
メディアの沈黙、言葉がどれほど視聴者の心を左右させるか。

医者をあてにせず、利用するつもりで、自分の問題として引き受けて、考えること。
メディアあてにせず、正しく読み解き、自分の問題として引き受けて、考えること。

(動画の後半は、色平先生の話の後に行われた医療・介護の人材流出を考えるワークショップの模様)

* * *

こうやって、立場を脅かす恐れがあるにもかかわらず、現状の問題点を語ってくれる人の声はとても大事だ。
当たり前だけど、医師だって、メディアに関わる人だって、人間なのだ。
現実の厳しさを感じながら、こういう方がいることに「世の中捨てたもんじゃないな」と、元気になる。
[PR]
by channelp | 2012-08-11 12:10 | BLOG

原発作業員になった知人にかける言葉が見つからなかった

何度も見かけたことのある彼が、原発作業員として私の前に現れた。
彼は、私のことなど、ほとんど知らないだろう。名前は聞いたことあるという程度か、どっかで見たことある誰か、ぐらいかもしれない。知人というのは言い過ぎか。でも、それ以外の言葉が見つからない。

心が揺れ動くほどに、言葉は、見つからない。

とにかく、彼は先週末6/30(土)、撮影担当として参加した、福島県いわき市での「第1回ふくしまフォーラム 震災と放射能汚染後をどう生きるのか」の分科会のひとつ「原発労働者」の分科会に当事者として参加していた。

翌日、2日目の分科会終了後には、バス見学会があった。参加者は30名ほど。いわき市の津波被災地、広野町を通り楢葉町のJヴィレッジ周辺へ向かった。彼は、Jヴィレッジの内部、自身の被ばく、労働者の賃金など、詳細に説明をしてくれた。

彼は原発事故後、罪悪感を感じて、自分の意思で原発作業員になった。最初は福島第2原発で働き、今は第1原発で働いている。ひと月の被ばく積算量は2~3mSv(ミリシーベルト)だという。

説明の最後に、彼は、こう付け加えた。

「私は東京電力の下請けで働いています。だから東京電力の経営が苦しくなると、まず私たち労働者の賃金は下がります。それをご理解ください」

全員で説明へのお礼を言ったあと、数名が彼に名刺を渡したり、連絡先を聞いたりしている。私は彼になにか言葉をかけたくて、少し待った。話が途切れた隙を見て、「あの、」と言い掛けすぐにその声を飲み込んでしまった。

なんて声をかければいいのか。瞬間に浮かんだ言葉は「ありがとうございます」「頑張ってください」「体に気をつけてください」。

どれも不適切に思えた。いつも気軽に使っている言葉が、原発作業員の宿舎となったJヴィレッジと、原発作業員になった彼を前にして、陳腐で薄っぺらいものになっていた。

私は他人事のようにこの言葉を吐き、数時間後には帰宅して、いつもどおり電気のスイッチをつけてくつろぐのだと思うと、自分への嫌悪感で吐き気がした。

何も言えず、その場を離れてバスに戻った。


ふくしまフォーラム 動画配信中
http://fukushima.socialforum.jp/
[PR]
by channelp | 2012-07-08 02:07 | BLOG

【報告】大熊町・いわき市の今。汚染物中間貯蔵施設を大熊町に(ふくしまフォーラムを支援する集い)

「ふくしまフォーラムを支援する集い」2012年5月25日(金)18 : 30〜@文京シビックセンター に参加した。
6月30・7月1日(土・日)にいわき市で開かれる「第1回ふくしまフォーラム」を首都圏から支援する集会である。
福島県双葉郡大熊町から会津若松市に避難している木幡(こわた)ますみさん・仁さん夫妻、NPO法人いわき自立生活センター理事長でふくしまフォーラム代表の長谷川秀雄さんの話を聞いた。

大熊町といえば、福島第一原発の町。町の予算の半分以上は原発によるもので、町の人口の半分は東京電力関連の仕事についていたという原子力ムラだ。
その大熊町民として、木幡ますみさん・仁さんが言うのは、

1.大熊町への中間貯蔵施設の設置
「大熊町の家には、もう帰れない(木幡さんの家周辺は9~10マイクロシーベルト/時。大熊町内の高いところでは70マイクロシーベルト/時。除染で一時的に線量は下がるがすぐに元に戻る)。これ以上福島を汚染したくない。(郡山市に運ばれた汚染がれき仮置場周辺の線量が30マイクロシーベルト/時に達し、周辺の住人は町を離れた)、一刻も早く国は大熊町への中間貯蔵施設を決めるべきだ。

2.政府への賠償請求
宅地・農地ともに、元々あったものと同等の完全保障(今現在の政府の賠償基準(非公式)では固定資産税による算出で同等とはいえない)。

3.被曝者健康手帳の発行
福島県民の医療費・通院費の無償化

現在、木幡ますみさんは、大熊町の明日を考える女性の会代表として活動。昨年10月、国会に出向き細野原発担当大臣と面会。細野大臣は「私達は(大熊町に)帰れますか」という質問に「帰れないでしょうね」と答えたという。「なんでそれを大きな声で言わないんですか」明確な答えはなかった。

木幡仁さんは、前大熊町議で、昨年11月に町長選に立候補したが、現職(町内の除染と帰還を公約)に1000票差で及ばず。今は署名活動などを続けている。

木幡さん一家が住んでいた家は築200年の木造住宅で、教育委員会から文化財にという話もあった。太い柱に支えられた家は地震の被害もなかった。(「原発立地・大熊町民は訴える/木幡仁・木幡ますみ共著」柘植書房新社より)

胸が痛かった。美しい山中の歴史ある家や故郷を捨て、もう帰らないつもりで、汚染物の中間貯蔵施設の設置に賛成する気持ちは、想像するだけでとても苦しい。

木村自身は、福島県内に中間貯蔵施設をつくることに賛成である。これまで蚊帳の外から、しかも東京電力の電気を使っている身でそんなことを言うと「これ以上福島を踏みにじるな」と言われそうで、言えなかったけれど。

「女は決めるのが早い。」ますみさんは言う。
「なんで家に帰らなきゃいけないの。町では牛や豚が暴れて家の中までぼろぼろ。誰が片付けるの。やりたくない。なのに男は「帰らないと先祖に悪い」と言う。男は家を守れと育てられたからか。特に宮仕え(=東電関係者のこと)は、頭の中も原子力ムラだから洗脳されたような使命感がある。「帰るぞ帰るぞ帰るぞ」ばっかり。」

ごく最近、大熊町民と細野大臣のタウンミーティングが行われた。当初、中間貯蔵施設に反対していたまわりの人も、少しずつ理解を示しはじめたという。

いわき市で福祉施設を運営する長谷川秀雄さんは、福祉施設オープンの4ヵ月後に震災が起き、周囲を仮設住宅に囲まれることになった。「同じプレハブなので、とけ込みましたね」と明るく話し始めた。いわき市での震災による死者は310人。そのうち、しょうがい者は35人。1割以上だ。しょうがい者の在宅介護サービスからの帰り道に地震が起き、カーラジオで津波警報を聞いたスタッフは「助けに戻るべきか」議論した。結果、戻らなかった。介助者がいない部屋でひとり、しょうがい者は津波に流され亡くなった。戻っていたら、一緒に流された可能性が高い。災害時、身障者の死亡率は健常者の2倍だそうだ。

現在、いわき市には双葉郡8町と南相馬市などから2万3000人ほどが避難しているという。ほかに原発作業員として1000人ほどが滞在。一方、いわき市から市外へ避難したのは7000人ほどだというから、この1年で1万7000人ほどの人が増加している。仮設住宅は建設ラッシュでもあり、市内は復興バブルだ。いわきニュータウン応急仮設住宅建設計画案もURから出ている。しかし一次産業の展望は見えない。仮設住宅に住む住人達の交流イベントも盛んだが、地元市民との軋轢はあり「今くすぶっている。パチンコに行けば避難者いっぱい。いい気なもんだ。などと言われている。避難者は事故前は原発でいい思いをしてきた分、胸をはれない状況。おそろしく思う。」

長谷川さんは熊本県水俣市を訪問し、水俣病発生から現在までの流れを取材している。「健康被害、政府の対応、地元住民の患者差別。水俣で起きたことは、これからの福島がたどる道なのではないか。ため息が出るばかりだが、現実と向き合うしかない。」淡々と語った。

6月30・7月1日(土・日)いわき市内で行われる「第1回ふくしまフォーラム」では、いわき市文化センターといわき市労働福祉会館の2箇所で、しょうがい者、避難者、労働者の被曝、食、介護、農業、エネルギー、東電への賠償請求、放射線教育など様々なテーマで全体会・分科会が行われる。「福島の人らしく、たっぷり時間をとって、当事者も含めて語り合う形式で進めたい。たとえ数人でも顔をつき合わせて話し合えたなら良いです」ふくしまフォーラム代表の長谷川秀雄さんはそう言うとにこやかに「明日は畑に種を撒くんです。東京から援農に来てくれる人たちがいるんです」。足早に帰っていった。

第1回ふくしまフォーラム 震災と放射能汚染をどう生きるのか
http://fukushima.socialforum.jp/
[PR]
by channelp | 2012-05-26 03:15 | BLOG

はまっこストリーム

e0149596_21174392.jpg


毎週水曜の夜に横浜市内から地域情報をUSTREAMで放送している「はまっこストリーム」

毎月第3水曜に出演しています。

昨日の放送風景です。横浜情報エンタメバラエティみたいなかんじです。録画は最初音質が悪いのですが、途中からよくなります。よかったら、おひまつぶしに、どうぞ。

http://www.ustream.tv/recorded/22622310
はまっこストリーム 第70回
会場:エムエムエイト 司会:木村 静 ゲスト:NPO法人 こころthe士業 代表理事 白石 清裕 スポーツコーナー:ロッキーさん

次回は6月20日「白石清裕さんの告発スペシャル」
白石さんが戦っている大企業について聞きます。
[PR]
by channelp | 2012-05-17 21:17 | BLOG

映画「カリーナの林檎~チェルノブイリの森~」

e0149596_135196.jpg
カリーナの林檎~チェルノブイリの森~

放射能によって廃村となった(といえども数人の住人はいる。線量を調べたら0.5マイクロシーベルト/時とのこと。福島駅前より低い数値 http://www.kakehashi.or.jp/?p=2409)ベラルーシ・ゴメリ州の村を舞台に撮影された映画。かつては4人家族で住んでいたが少女カリーナは叔母の家、母は入院、父はモスクワと別々で、現在は祖母だけがゴメリで一人暮らしている。夏休みに少女が祖母を訪ねるところから物語りは始まる。そこでの生活は木の実、卵、キノコ、井戸水、牛乳、すべて自給自足で賄われていた。
今関あきよし監督は現地取材から実話をもとに脚本を書き2003年に撮影。公開の準備が整った矢先、3・11、原発事故が起きた。

映画の後半は会場内にすすり泣きが響く。
私は泣けなかった。福島も、この映画のとおりになっていくんだ、きっと。と、限りないリアリティを感じて気が気じゃなかった。
実際、日本政府の放射能への認識はチェルノブイリよりも甘い。
もっとひどいことになるかもしれない。

目をそむけずに、見て、知り、考えてほしい。
まだ収束していないフクシマを抱える日本に住む人として。

「決して泣かないでください。泣いても何の解決にはなりませんから。―――ベラルーシ国立小児血液学センター医師より」

フライヤーにあるこの言葉に込められている強さと切迫感が美しいと思った。

5月11日(金)までシネマ・ジャック・アンド・ベティで上映中
http://www.jackandbetty.net/kalina.html

関連イベント(監督トーク、続編アニメ上映、テーマ曲ライブ、写真展ほか)(監督トーク、続編アニメ上映、テーマ曲ライブ、写真展ほか)は5月5・6日(土・日)nitehi worksにて
http://www.nitehi.jp/Photo/Links%20Poster.jpg
※ベラルーシと福島原発20キロ圏内の写真展やロシア調度品・絵本の展示は11日まで開催(18時~22時)

映画「カリーナの林檎」公式サイト
http://kalina-movie.com/top.html
[PR]
by channelp | 2012-05-06 01:36 | BLOG

精神障害の日常、動画に

精神障害の日常、動画に
http://www.townnews.co.jp/0105/2012/02/23/135894.html

精神障害テーマに動画作り
http://www.townnews.co.jp/0105/2011/07/28/112717.html

昨年度に講師として関わらせていただいた、精神障害者の地域での暮らしをサポートする「たまり場」での映像制作についての記事(タウンニュース横浜市旭区版のウェブ)です。

今年度も継続して関われたらいいなぁ、と思っています。

(最近はfacebookやTwitterばかりでブログおろそかにしています。ごめんなさい。新年度だし、少しずつブログも更新していこうかな。)
[PR]
by channelp | 2012-04-09 23:17 | BLOG