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2009年 12月 14日 ( 1 )

ツイッター140文字が世界を変える

もうひとつ、最近書いたレビューを転載。(転載元:ポートサイドステーション「ツイッター140文字が世界を変える/コグレマサト+いしたにまさき」

「ツイッター140文字が世界を変える/コグレマサト+いしたにまさき」マイコミ新書¥819

なぜツイッターがここまで話題になっているのか、今年になって爆発的に流行したのかを、物語に沿って理解できる、ツイッター入門書としておすすめの1冊。コグレマサト+いしたにまさきの2人の著者は、常にブログで情報を発信し、過去にも共著で「クチコミの技術」(日経BP社)というビジネス本を書いている。本書でも、最新技術を楽しみながら使い、ビジネスにも生かす方法をわかりやすく説いている。さらに、つぶやきに見える人間性や個性の豊かさの重要性にも触れていて、暖かみも感じた。

冒頭第1章では「日本におけるツイッターの歴史」が書かれている。ツイッターで有名な著名人や新聞社や店舗が、いつ頃、どのようなタイミングでツイッターを始め、どう変化したか。この章だけでもツイッターの効果をおおよそ知ることができる。宇宙飛行士による宇宙からのつぶやき、朝日新聞の新人記者マッキーによるサッカーのツイッター中継や、勝間和代が友人の広瀬香美をツイッターに誘った話は有名だが、時系列で読むとまた面白い。


第2章は「ツイッターとは何か」というサービス全般について。SNS、ブログ、ホームページとの比較も含め、ツイッターの気楽さとゆるさを述べる一方で、「今」を共有するサービスであるだけに、前後の文脈がわからなければ検索システム等を使って確認するなど、ある程度のネット・リテラシーが必要であるとも述べている。また、今までマスコミが担ってきた、情報を取捨選択するためのフィルターの役割が、人々の趣味・趣向の多様性により限界が見え始め、ツイッターがこの役割を担い始めているという。

第3章以降は、ツイッターの楽しみ方や、ビジネス活用、今後について書かれている。ここでは、ツイッターと合わせて利用すると便利なウェブサービスやビジネスで成功した企業の例、iPhoneアプリなど、すぐに使える情報が満載だ。

最後には、地震が起こった日のつぶやき(心配、悲しみ、不安、気楽、回想など)を例にあげ、すべて現実だと教えてくれるツイッターは自分の人間力の鏡であると述べられている。その上で、ツイッターはツイッターでしかなく、使い方はあなた次第。ただ漠然と情報を垂れ流すのではなく自ら考え行動することがツイッターを楽しんでいる人の共通点である、としている。

ツイッターを通して、ネット・リテラシーそのものを学べる1冊だ。

by channelp | 2009-12-14 00:02