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夜の浅草でネズミと死刑を考える

e0149596_338172.jpg夜の浅草もまた風情があってよい。
いつもの帰り道、浅草寺を抜けたあたりで歩道を走るネズミを見た。

昨年、近くの大きなビルが取り壊され、ビルに住んでいたネズミが浅草一体に解散したらしい。
私が住むゲストハウスにもネズミがいる。先日も早朝のキッチンで管理人とネズミが格闘を目撃した。ネズミは管理人の脚に生暖かい感触を残し玄関へと逃げていった。
二日ほど前、屋根裏をタタタタタタッと走る小さな足音を聞いた。
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ハムスターではない、いわゆるネズミを初めて見たのは昨年末の青森のフェリーターミナルだった。悪天候で4時間以上遅れたフェリーを待つターミナルのガラス戸の外、積もっている雪を避けるように軒下を走っていった。

ネズミは人の食べ物を食べるだけではなく、病気をもっているかもしれないから駆除しなければならない。ハムスターを飼っていたのを思い出して悲しくなる。

ネズミで思い出す映画がある。
「グリーンマイル」3時間の大作。もう2度と見たくない作品だが、一度は見て欲しい作品でもある。最初に死刑制度を考えたのはこの作品を見たときかもしれない。
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不思議な力も合わせもつ大きな体の男が冤罪であるにもかかわらず死刑判決を受ける、死刑囚となった青年と刑務所看守との交流。その中でネズミは登場人物として重要な役目を担う。最後のシーンではネズミとても穏やかに優しく映り、たしか私はそこで泣いた。

私は、死刑制度には断固反対する。どんな背景や理由があっても、人の命が人の手によって奪われて良いはずがない。

そしてとうとう始まってしまった裁判員制度にも、意義を唱えたい。

今回の「週刊金曜日」でジャーナリストの青木理氏が裁判員をボイコットする方法がある、と書いていた。e0149596_3482288.jpg
・「私は死刑制度に反対している。そんな自分は公正に裁くことができない」と言う
・公判当日、泥酔して行き「酔っているので、できませーん」と言う
こんな抜粋では、裁判員制度を検証し説明した青木氏に失礼と思うので、ぜひ記事を読んでみてほしい。

しかし悲しい。それどころか恐ろしい。日本の法律上、死刑制度は公正な裁判の中に組み込まれている。合法的な殺人が常識として認められている。殺人を指示する権利を裁判官がもち、刑務官が死刑執行人という名の殺人者となる。
裁判員制度によって私たちも、殺人を指示する権利をもつことになるのか。そんな権利はもちたくない。

ネズミ駆除の方法
週刊金曜日公式サイト
by channelp | 2009-01-26 03:58
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