![]() カリーナの林檎~チェルノブイリの森~ 放射能によって廃村となった(といえども数人の住人はいる。線量を調べたら0.5マイクロシーベルト/時とのこと。福島駅前より低い数値 http://www.kakehashi.or.jp/?p=2409)ベラルーシ・ゴメリ州の村を舞台に撮影された映画。かつては4人家族で住んでいたが少女カリーナは叔母の家、母は入院、父はモスクワと別々で、現在は祖母だけがゴメリで一人暮らしている。夏休みに少女が祖母を訪ねるところから物語りは始まる。そこでの生活は木の実、卵、キノコ、井戸水、牛乳、すべて自給自足で賄われていた。 今関あきよし監督は現地取材から実話をもとに脚本を書き2003年に撮影。公開の準備が整った矢先、3・11、原発事故が起きた。 映画の後半は会場内にすすり泣きが響く。 私は泣けなかった。福島も、この映画のとおりになっていくんだ、きっと。と、限りないリアリティを感じて気が気じゃなかった。 実際、日本政府の放射能への認識はチェルノブイリよりも甘い。 もっとひどいことになるかもしれない。 目をそむけずに、見て、知り、考えてほしい。 まだ収束していないフクシマを抱える日本に住む人として。 「決して泣かないでください。泣いても何の解決にはなりませんから。―――ベラルーシ国立小児血液学センター医師より」 フライヤーにあるこの言葉に込められている強さと切迫感が美しいと思った。 5月11日(金)までシネマ・ジャック・アンド・ベティで上映中 http://www.jackandbetty.net/kalina.html 関連イベント(監督トーク、続編アニメ上映、テーマ曲ライブ、写真展ほか)(監督トーク、続編アニメ上映、テーマ曲ライブ、写真展ほか)は5月5・6日(土・日)nitehi worksにて http://www.nitehi.jp/Photo/Links%20Poster.jpg ※ベラルーシと福島原発20キロ圏内の写真展やロシア調度品・絵本の展示は11日まで開催(18時~22時) 映画「カリーナの林檎」公式サイト http://kalina-movie.com/top.html
by channelp
| 2012-05-06 01:36
| BLOG
|
カテゴリ
最新の記事
木村のつぶやき
リンク集
検索
その他のジャンル
記事ランキング
最新のトラックバック
以前の記事
2014年 07月
2014年 06月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 03月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 09月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 画像一覧
|
ファン申請 |
||