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清水玲さんの展示@BankARTstudioNYKがものすごくいい

清水玲さんの作品と解説に圧倒された。清水さんの解説をもとに、私自身の咀嚼も含めた解説なので、清水さんの意図することとは違う可能性もあります。ぜひ実際に出向いて清水さんの解説と一緒に空間を楽しんでほしい。今日改めて取材し、清水さん本人による解説動画をつくります。

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清水玲さんの後ろに映っているのは清水さん自身の眼球。メトロノームのように右、左、と繰り返し流れる音に合わせ眼球を動かす。たまに上、下という音も。音に制御されてしまう人間の反応のおかしさ。(作品名「右か左かそれとも何か」)

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nowでもナウでもなく、なう。twitterの流行で誰もが、なう。と表現する状況のおかしさ。

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欲望と消費。何かを買う、次のものが欲しくなる。人間の欲を物理的に表現。(作品名「つむ」)

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手前のは「TORA TORA TORA」奥のは「SAKURA SAKURA」と読む。漢字の一部分を使って新しい文字体系をつくる。このシリーズで受賞歴、海外からの招聘など多数。(作品名「CNJPUS TEXT-TORA TORA TORA」「CNJPUS TEXT-SAKURA SAKURA」)

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落ちることが前提で飛ばす紙飛行機を漁業用の網で捕らえる。捕まえるという妨害行動をすると同時に、紙飛行機は地に落ちなくなる。それは希望といえるのか。(作品名「捕らえられた紙ひこうき」)

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上りエスカレータに置いた傘は上りも下りもせずに永遠に留まる。それを放映するDVDプレーヤーは台車に置かれ、台車と天井のポールは縄で結ばれ、先端は輪になって自殺現場を彷彿させるが、それは天高く届かないところにある。生かさず殺さずにその場で留められてる現代。(作品名「のっぴきならない」)

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各家庭での調味料をその家庭での使われ方をもとに家族写真として表現。写真から調味料の関係と食卓の様子までを見透かす。(作品名「記念写真」)

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鳩山由紀夫の顔を6段階の明暗で分析しサイコロであらわす公開制作。政権交代への若干の期待を込めたが、できあがりまで鳩山政権は続くだろうか。(作品名「さい」)

25組のアーティストが2ヶ月の滞在制作をしたSpring Open2010 BankART AIR Program
清水玲さんの完成度は群を抜いていると思った。
紹介していないのも含めて全12作品、すべてがコンセプシャルで衝撃を受けました。この頭脳はすごい。
6/2まで開催中。
by channelp | 2010-06-01 01:13
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