あさってCREAM内で行う非公式会議「アートと地域力ネットワーク会議〜横浜トリエンナーレ2011へむけて〜」のTwitter中継を考えていたが、見合わせることにした。
参加予定の方々からの意見で、会議の円滑化とネットワーク形成の重要性と緊急性を考えた結果による。Twitterでの中継を見る予定だった方には大変申し訳ないことで、反省している。がその一方で、参加する皆さんの本気が伝わってきて、嬉しくもある。 Twitter中継とは、シンポジウムやトークイベントでの発言の一部を切り取って、その場に居合わせたTwitterユーザーがつぶやき続けることで、参加していない人もTwitterでその場の雰囲気や話の内容を知ったりできる。 私自身は、その発言でいくつものトークイベントの内容をざっと知ることができて、便利でよいものと思い込んでいたが、今回のことで、その危うさを知ることができた。 前後の文脈がないまま、切り取られた発言からだけでは、発言者の伝えたかった本質は伝わらないということ。 一つだけ例をあげさせていただくと、以下のブログでは、11月23日に開催された『墨東まち見世2009関連トーク「地域密着型アートプロジェクトの可能性」』でのTwitter中継がまとめられている。 http://d.hatena.ne.jp/shikkaiya_tokyo/20091123/1258991927 どれも力強い発言で、とても有意義な中継だが、この段階で、発言者の言いたかったことが、ここにある言葉の通りかどうかは、発言者以外わからない。 Twitterは、フォローしている(発信した人の発言が読める状態にある)人や、ハッシュタグというキーワード検索などでその発言を読んで、発言を引用してすぐにアクションをすることができる。そうして、Twitterでの発言は一人歩きしていく。 最初の発信者が、誰か(○○さん)の発言を聞いて、「○○さんがこう言った」と発信するとき、そこに○○さんの意思はない。 これは、かなり怖いことなのかもしれない。誤解を生む危険性がある。言葉による表現の抑制にもつながることになるのかもしれない。 ということに気づくのはちょっと遅いのかもしれないが、人の発言を自分なりに解釈して発言するときには、発言者のへの配慮を忘れてはならないし、発言者が望まない形での発信は避けなければいけないと思った。 追記 そう、もとより、これは会議なのだ。シンポジウムならばまだしも、公開で会議するということの意義と危うさ、微妙な開き方の会議になってしまったことへの反省点を今後に生かさなければ、と思った。
by channelp
| 2009-11-26 22:12
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