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【写真】my room6

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繊細で残酷な食虫植物のモウセンゴケ。モウセンというピンク色の毛の先端に水滴のように光る粘液に貼りつく小さな虫と水と日光を養分に生きてる。かっこいー
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by channelp | 2012-08-12 12:01 | PHOTO BLOG

医者とメディアの権力は同じくらい強い

6/30・7/1に福島県いわき市で行われた「第1回ふくしまフォーラム」に記録担当として同行した。
全体会は全編を撮影。分科会はそれぞれの会場を回り、数分ずつ撮影したものを個別に編集した。

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中でも、医師の色平哲郎先生(JA長野厚生連・佐久総合病院 地域医療部 地域ケア科医長)の話は、ユーモア(皮肉)たっぷりに現代の医療問題を解き明かす。
「それを言っちゃあ、おしまいよ」的な話のオンパレード。
私が聞けたのは、医者とメディアの権力についての話。
数分しか聞けなかった話のほとんどをカットせずに仕上げた。



私なりの解釈で、ざっとまとめると、

* * *
予防医療では医者は儲からない。
患者が多いほうが医者は儲かる。
開業医(地方のお医者さん)の立場で言うと、重症じゃない患者が適当に来てくれるのが一番よい。重症だと大きな病院にいってしまうから。
メディアも同じで、事件事故があったほうが儲かる。
もし消防が民営化されて出来高払いになったら、火事が増えるかもしれない・・・
軍隊が民営化されたら、戦争が起こるかもしれない・・・
利潤の追及とはそういうものである。

メディアを正しく読み解く「メディアリテラシー」が重要。
色平先生がラジオで紹介され、患者が殺到したという番組を題材に、いかにメディアが強い権力を持っているか、相手を規定しているか、医者のような権力だ。
医者がレントゲン写真を見ながら数分沈黙する、あるいは検査中に慌てるだけで、患者はどれほど不安になるか。医者の言葉がどれほど患者心理を左右させるか。
メディアの沈黙、言葉がどれほど視聴者の心を左右させるか。

医者をあてにせず、利用するつもりで、自分の問題として引き受けて、考えること。
メディアあてにせず、正しく読み解き、自分の問題として引き受けて、考えること。

(動画の後半は、色平先生の話の後に行われた医療・介護の人材流出を考えるワークショップの模様)

* * *

こうやって、立場を脅かす恐れがあるにもかかわらず、現状の問題点を語ってくれる人の声はとても大事だ。
当たり前だけど、医師だって、メディアに関わる人だって、人間なのだ。
現実の厳しさを感じながら、こういう方がいることに「世の中捨てたもんじゃないな」と、元気になる。
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by channelp | 2012-08-11 12:10 | BLOG