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“ささやかな望み”は、いまや“はるか遠い理想”になってしまった(お母さんの葛藤~放射能への不安)

3・11の私は、揺れながらカメラをまわしていた。


3月16日の午後、新千歳空港行きの飛行機に乗って、また横浜に戻って来れますようにと願い、泣いた。
大変なことになってしまった、恐ろしいことになってしまった、恐ろしいことをしてしまった。恐怖と罪悪感で苦しくなりながら、それでも機内のラジオで震災情報と原発情報を聞いていた。

実家に帰って、母に地震の映像を見せたら、胃がきゅう、って痛くなった。悲しくなった。怖くなった。
そのあと1ヶ月は、この映像を見るのも、カメラをまわすのも、苦しかった。カメラの液晶を見ると恐怖で、もう私は映像撮れないのかも、と思ったこともあった。

札幌のみんなに癒されて、いつでも戻っておいでと言われたこと、札幌震災TVで活動したことで、まだ何かできるんじゃないか、と思い始めた。

4月15日に戻ってきて、ひたすら仕事をしながら、しばらく憂鬱な日が続いた。やっぱり私にできることなんてないと思っていた。情報をとることにも、発信することにも疲れていた。

そして今は、神奈川県内の放射線量を測りながら、目に見えない放射能に不安を抱えながら子育てをしている方と対話している。それは、ふと思いついたツイートから始まった。
私は、同じ気持ちをもつ誰かと、つながりたかった。見えないものに対抗するために、見えないところにいる、まだ会えていない誰かと、会いたかった。

とっても嬉しい、感想のメールをいただいた。

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本日はたいへんお世話になりました。
長時間の計測と取材、さぞお疲れのことでしょう。

いま、お会いした時間の中で、何度も何度も
「葛藤」という言葉を使っていた自分のことを思い出しています。

子育ては迷いの連続、迷うのは仕方がないにしても、
主婦あるいは母親であれば誰でも思う
「安全でおいしくて身体によい食べ物を、なるべく経済的に家族に食べさせたい」
という“ささやかな望み”は、いまや“はるか遠い理想”になってしまった。
水ひとつ、食材ひとつとっても、徹底することもできなければ
一方で一切気にせずに呑気に過ごすこともできない・・
自身十分に納得のいっていないどっちつかずの選択をしていることに
どうにも座りの悪い思いをしていて。
そうしたことが、自分にとっては
じわじわとストレスになっていたんだなあと気付きました。

今回線量を計測していただけたことは
それだけで、とても有意義なことだったのですが
木村さんとお話ができたことは、わたしにとっては
同じくらい意義のあることだったのかもしれません!

また、今回の計測をきっかけに、
園長先生からホンネのお話を伺えたり
担任の先生に、こちらの思いや意識のありかたを
聞いていただいたりしたことも、すごく意味のあることで。
普段は互いに遠慮してしまって、なかなかストレートに言えないことでしたから…
「できればこうしてほしい」「こうだとありがたい」という要望を
園の先生方と意識を共有しながら、少しずつでも実現できればと思っています。

今回の計測、あらためて感謝申し上げます。
今後ともよろしくお願いいたします。

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あれから3ヵ月、6・11脱原発100万人アクション、パレードとチャリティコンサート、2本の中継をします。

【生中継】さよなら原発!エネルギーシフトなう!6.11脱原発100万人アクション神奈川6/11(土)13時~
http://portside-station.net/2011/06/10/7541/

【生中継】早苗ネネ東日本大震災チャリティコンサート・支援・脱原発行動報告6/11(土)18時半~
http://portside-station.net/?p=7794

今、生きていることに感謝しながら、未来のことを考える日にしたいです。
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by channelp | 2011-06-11 01:20 | BLOG
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